オーディオ機器を色々買った話
内容
ここ最近立て続けにオーディオ機器を買っていたのだが、とりあえず満足いく環境が構築できたのでメモ代わりに残したやつ。
作者の前提条件
音楽はiTunes MatchからアップデートしたApple Musicで聞く。 曲の管理があまりにも煩雑過ぎてそこらへんを全部サービスに投げたくて、できる限りPCではなくスマホで処理を完結したい、というのがあってiTunes Matchを使っていて、 Androidにも対応しているとかいう話があってApple Musicにアップデートした。 おそらくこっから移行するのは骨が折れるのとか、曲のアップロードにまで対応したサービスがそも他だとGoogleしかないとかあって、あまり選択肢はないように感じている。
できれば外でも聞きたいのでスマホに類するものは必須で、できればそのままそれで家でも聞きたいとかある。 PCやゲーム機からもできれば聞きたいとかあり、そして(オーディオという観点では)困ったことにPCはLinuxである。
以前の話
学生時代にかなり沼っていたことがあって、そのとき沼った原因になったのはカナル型イヤホンのER-6iという機種。 値段(8000円ぐらい)の割に解像度高くて高音が綺麗に鳴らせる機種でそこから沼は始まっていた。 最終的に中古のSACDプレイヤーとかDENONのスピーカーとかMarantzのアンプとか中古のSTAXとか一式揃えていた時期もあったが、就職して家が狭くなったのを契機に全部売り払って、イヤホンだけ維持するのが続いていた。
EtymoticSearchのイヤホンは音が良いのだが、とにかくケーブルが2年も経たずに壊れる問題があって、 ER-4S/hf5/(6000円ぐらいの低価格機種)と移り変わった結果、リケーブルできるようになるまでER買わないと結論づけて一旦オーディオから手を引いていた。 最終的にはSHUREのSE215あたりを使っていた気がする。音は嫌いなのだけど、リケーブルできるので。
ところが会社でカナル型付けてると人の声聞こえなさすぎる問題があって、密閉型のヘッドフォン欲しいなあ、2万円ぐらいなら出してもいいかなあ、と物色していたところ、 TwitterでゼンハイザーのHD650がお勧めと聞いてウッカリ試聴してみたところ、気付いたらなんとHD650をお買い上げしていた!という事件があってHD650のオーナーになってしまう。 あれは本当に何も考えてなかった。PC直結でHD650繋ぐぐらいなので。
次にスマホのメイン機から3.5mmジャックがついに消えるというので、Bluetoothへの移行を検討するようになった。 まず、Bluetoothアダプタを買ったりしたものの、アホみたいにブチブチ切れる上に音もイマイチ良くなくて、ゴミ箱行きになった。 丁度その頃は完全分離型のBluetoothイヤホンが出始めの頃で、WH-1000XM3などもありBluetoothまわりは特にSONYが良さそうに見えた。 ただWH-1000XM3は音が低音依り過ぎるとかあって、最終的には完全分離型イヤホンのWF-SP900を購入した。
WF-SP900は音楽聞くには微妙なんだが、ゲームとかには十分で、特に駅メモには都合がよいことが多かった。 ただ3時間というバッテリー時間が問題で、充電中使うためにもう1つ買った。今思うとだいぶアホである。 そして直後にWF-1000XM3が発売し、倍のバッテリー時間を見て音は嫌いだったが買ってしまう。当時は音質よりゲームの方が重要だった。
ER-4SR
Twitterでフォローしてた@Lugendre氏がものすっごいいきおいで沼りだしてるのを、完全に昔の自分っぽいなーと思いながら見ていたところ、ふとERがリケーブルできたら買うわーとか言っていた自分を思い出し、調べてみたところ、 「ER-4SRならリケーブルできるやんけ」 沼の音がした。
ER-4SR試聴を決意したあたりで色々なオススメイヤホン情報が届いたので、eイヤホンで試聴したところ、ER-4SRに勝てる機種はなかった(思い出補正が無いと言えば嘘になる。10年近く聞き続けた音である)ので即決で買った。
※FW-10000がER-4SRより良かったという話はあるんですが、値段3ー4倍なので…
iBasso DC01
実は丁度おなじタイミングで買ったばかりのCreativeのDACのイヤホン端子が壊れるという事件があり、買い替えを検討していたところ、iBasso DC01をお勧めされた。 7000円ぐらいだったとおもうが、実は2.5mmバランスプラグしか無いという割と尖った機種で、本当は3.5mmのDC02にしたかったのだが、値段差ないし「バランスはいいぞ」とか聞こえてくるので一応DC01にした。 ついでにHD650の2.5mm端子のリケーブル(6000円)とER-4SRのリケーブルもした。(余談だがER-4SRのケーブル、最初の3000円のやつは形が合わず、7000円で追加購入してようやくハマった)
これはER-6i、HD650の次に失敗と言える買い物で、「実は今までHD650の音質はフルに発揮できていないのだ」と気付かされてしまった。
FiiO BTR5
DC01の音は良かったが、使い回すのは面倒くさいし、スマホに付けると充電しながら再生できない問題とか、消費電力がめっちゃでかい問題とかあって、あまり持ち運びに向いたものではなかった。 DC01の性能が良いのかバランスケーブルが良いのか分からなかったけど、できれば2.5mmバランスケーブルに全部寄せたいという気持ちもあった。 TLでDAPが盛り上がっているので調べてみたところ、中国企業が大量に安価で良質なプレイヤーを出していることが分かってきて、自分も欲しいなーとなった。 FiiO M9などを検討したものの、先のApple Musicのしばりがまあまあキツくて、なんならストリーム再生したいのでSIM欲しいとか考えるとかなり厳しいなあと思って検索したところ、偶然BTR5が引っ掛かった。
全然知らなかったのだが、あの音質が悪くてブチブチ切れるBluetoothアダプタ(BTR5はBluetoothアンプと言っている)は数年で長足の進歩を遂げていたらしく、音質に拘って2.5mmバランス端子装備したやつまで発売していたのだ。 アナログ部分はBTR5に全部任せられるし、WF-1000XM3もER-4SRに切り替えできそうなので速攻買った。 個人的には3.5mmで直に繋いでた時期よりもかなり音質上がったし利便性も上がったので満足度がとても高い。
Creative BT-W2
Fiio BTR5は非常によいものだが、音をこいつに集約する上で唯一障害があったのがNintendo Switchで、割と頻繁にSplatoonをやってた都合でこれもBluetooth化する必要があった。 ただゲーム機のBluetooth化はレイテンシがシビアだなあと気付いて、ただ幸いなことにBTR5がapt-X LLに対応していたので、これならまあまあ低遅延で接続できるだろうとなった。 ところがUSB接続のBluetoothレシーバでapt-X LLに対応しているのがCreativeのBT-W2しかなかった。というわけで買った。簡単に繋げて特に遅延も感じておらず、満足している。
まとめ
最終的にPC/スマホ/ゲーム機からFiiO BTR5にBluetooth飛ばして、BTR5から2.5mmバランスケーブルでHD650/ER-4SRに繋ぐ環境ができるまでの話をしたかった。 環境はできたのでApple Musicからいい曲を沢山探すだけの簡単な作業に戻ります。