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indraを作った話

なにこれ

indraというMastodonAPIを叩くCLIツールを作りました。

GitHub indra

最近大量にアカウントを作ってぼくをフォローしてくる悪いユーザがいて、いい加減鬱陶しいので、MastodonAPIの勉強もかねて、自動でblockするツールを作ってみました。

使い方

indra Releases

こちらから対応するバイナリ(Linux(x86_64)/mac(ARM)/Windows(x86_64)に対応しています)をダウンロードし、実行するだけです。あ、コマンドラインツールなので黒い画面からどうぞ。

初回実行時に接続先のサーバを指定してログイン処理とかやる必要があります。適宜キャッシュするので2度目は要りません。

とりあえずhelp

$ ./indra --help

コマンドグループを指定してhelpとかすれば詳細が分かるわけですが、arrowコマンドだけ解説すると、

$ ./indra arrow

インドラの矢を放ちます。嘘です。ブロック候補をリストアップし、表示します。

誤爆がなさそうなら実際に適用します。

$ ./indra arrow apply

簡単ですね。

仕組み

アーキテクチャ

deno+TypeScriptで作られています。コマンドラインまわりはCliffyというFrameworkを使っていて、それなりに便利です。MastodonAPIへは普通にfetchで接続します。cacheまわりはXDGBaseDirectoryに則って保存しています。実は知らなかったんですけど結構ポータビリティの高いアプリ作るには便利な気がします。

denoが主要OS向けの1バイナリに対応しているので、その仕組みの上で1バイナリを実現しています。ReleaseをするとGitHubActionsが動いてアセットにzipしたバイナリを登録します。全部無料でいけます。便利。

ブロックユーザの特定

最初は引数で細かく制御できるようしようとしたんですが、漏れなくブロックしようとするとそれなりに複雑になるため、コードを書き換える方式になりました。雑!

https://github.com/ponkotuy/indra/blob/f463f7fb2bbf1635bad41e1b60724dcd4872925c/command/arrow.ts#L12-L23

正規表現のデフォルトフィルターに加えてusernameフィルター(1文字usernameと特定username)のどれかに引っ掛かったらBlock対象になります。

なんかのスクリプトで制御できるようにしたいですが、今後の課題ですかね…。

今後の予定

自動通報は誤爆したときに管理者へのダメージと自分への風評被害がヤバいので今のところ自動で通報できる予定はありません。

StreamAPI使って検知したらBANするのは検討中ですが、最近攻撃頻度が落ちているので放置しています。